これから春夏に向けて気温も上がり、お出かけの予定も増え、楽しくなるとともに紫外線が気になる季節が到来します。「春や夏だから日焼け止め!美白ケア!」「レジャーに行く時だけUVカット!」これでは日焼け予防の意味がありません。正しい日焼け止めの意味を理解して活用しましょう。
今回は日焼け止めの選び方と合わせて、日焼けしてしまった時にも役立つ、応急美白ケア方法も合わせてご紹介します。
■紫外線A波とB波とは?
何度か聞いたことがあると思いますが、紫外線にはA波とB波があります。どちらも年中降り注いでいます。
紫外線B波(UVB)は肌表面に炎症をおこす紫外線
長時間外で遊んでいると肌が真っ赤になったり、水ぶくれができたりするのは紫外線B波の影響によるもの。紫外線B波は、真皮までには届かないものの肌表面に炎症を起こしたり、過剰にメラニン色素を作りだして色素沈着をおこし「シミやソバカス」を招きます。別名「レジャー紫外線」ともいわれています。
紫外線A波(UVA)は真皮層まで届く紫外線
紫外線A波は波長が長く、真皮にまで届く紫外線。肌のハリや弾力を保つ繊維芽細胞、コラーゲンやエラスチンを破壊し、「シワやたるみ」といった肌老化を引き起こします。窓ガラスや雲も突き抜けるので、曇りの日や室内でも注意が必要です。
■日焼け止めに書いてあるSPF、PAの意味とは?
日焼け止めパッケージに表記されているSPFやPAの意味を理解して購入していますか? きちんと目的に合ったものを選び購入することをオススメします。
SPFとは「サンプロテクションファクター」の略
主に紫外線B波(UV-B)の防止効果があり、数字が大きいほど効果が高くなります。SPF10〜SPF50までありますが、SPF50だから50時間効果があるというワケではありません。
紫外線に当たってから、ボワっと赤く日焼けするまでは個人差はありますが、約15〜20分といわれています。『SPF50』では日に焼けるスピードを50倍遅らせるという意味で、日焼け止めを塗ることで日焼けによる肌ダメージを軽減しているということです。
PAとは「プロテクショングレイドオブUVA」の略
主に紫外線A波(UV-A)の防止効果があり、表記している+の多さがUV-Aに対する効果の高さを表しています。
++++ 極めて高い効果がある
+++ 非常に効果がある
++ かなり効果がある
+ 効果がある
■もしもうっかり日に焼けてしまったら!? 応急美白スキンケア法
(1)まず、お肌のあら熱を取ること。レジャーなどで日焼けをした時は、お肌が赤く熱を持った状態です。まずお水で肌表面の熱を取るように冷やしましょう。氷水につけたタオルを用意し、お肌の上に乗せるのも良し。
(2)化粧水をたっぷりとお肌になじませます。日焼けによる炎症を起こし、焼けた後の皮が剥けるなどのダメージを軽減させるためにも化粧水をたっぷり塗ります。化粧水も事前に冷蔵庫で冷やしておくとお肌につけた時に気持ち良いですよ。
(3)冷蔵庫で冷やしておいたシートマスクを乗せる。この際に選ぶシートマスクはビタミン系など美白系のものやホホバオイルやアルガンオイルなどの保湿系シートマスクがオススメです。
シートマスクの上から氷水で冷やしたタオルを乗せ10分置きましょう。
これからの季節、レジャーやイベントを楽しみつつ、しっかりと日焼け対策しましょう。それでもうっかり焼けしてしまった時は、応急美白方法を覚えておくと良いですよ。
(エステサロン プライベートサロン Laule’a 代表・寒川あゆみ)
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