LBR LIFE&BEAUTY REPORT

アラサー女性がごきげんな毎日を送るための美容マガジン LBR

[TOKYO R30]第6話 婚活ファッションは“武装”するもの

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

印刷する

女性の美肌づくりを応援するWebマガジン|Life & Beauty Report

「旦那はん&息子くんと初詣。家族そろって神様にご挨拶!」

ファッショニスタとして知られる“キタムラ アキ”のインスタに、瑠璃はいつものようにイイネをした。
「ママでもオシャレを諦めない」をモットーとするキタムラは、毎日のようにコーディネートをブランド名と共にアップする。この日はロンハーマン、GAPなどで抜け感コーデを決めていた。

いつかこんな風にママとしてインスタやりたいな。

キタムラは、瑠璃にとって憧れの存在だ。彼女を真似て、瑠璃も自撮りを多く投稿している。新しい洋服を買うごとにコーディネートをアップして、いつか自分にもファンがつけば、とささやかな夢を見ている。

 ◆

インスタのタイムラインを人差し指でざっと流す。学生時代の友人の投稿にも、子どもの写真が多くなってきた。ママになった子たちは、毎日のように成長記録をあげている。コメント欄は、ママ友からのメッセージであふれる。

“赤ちゃんってかわいいけど、どれも同じに見えるんだよね”

なんて、瑠璃は少し退屈に感じていた。

一方で、同級生でもまったく正反対のベクトルを向くのが独身の涼子だ。外資系航空会社のCAであり、副業で自分の会社を立ち上げた涼子。世界中の街角を写したり、高そうなディナーを前にして英語の文章とともに投稿し、華やかだ。
同じく独身の麗香は、コンビニスイーツの写真を2枚投稿して、それっきりになっている。他人の投稿を見るだけの、いわゆる「ロム専」というやつだった。

30歳になると、こんなにも違った生活をしているのか、と瑠璃は不思議な気分に陥る。時計の針が一周すれば1分。60回まわれば、1時間。誰もが同じ時間の流れで生きているのに、どうして、こんなに世界は違うのか。

 ◆

インスタを見終わると、瑠璃は出かける準備にとりかかった。これから、新年1発目の出会いの会に参加する。Facebook上の知り合いから、独身男女を集めた新年会の、誘いが来たのだ。人脈が幅広く、よくパーティーを企画している人物である。

「男性は医師、弁護士、商社、公務員、クリエイティブ関係など、多業種の方に声をかけさせていただいています」

悪くない、と瑠璃は期待感に視線を滑らせた。独身で、出会いを求めている人が集まる。「独身ですか」「彼女はいますか」なんて、いちいち聞かずに済むから、手っ取り早い。

それに、瑠璃はたしかな自信があった。初詣には縁結びの呼び声が高い、東京大神宮、今戸神社、六本木の出雲大社分祠に行った。これだけお願いしたのだから、結婚できるはず、と瑠璃は心で強く思った。

その一方で、違う思いも染み出てくる。出会えなかったら、誰にも声をかけられなかったらどうしよう。女として自信を失くしてしまう。その不安を打ち消すように、瑠璃は“武装”する。先月訪れた婚活セミナーを思い出していた。

「婚活ファッションは、淡い色で、控えめな服装がマスト。黒やグレーなど暗い色はNG!」

この言葉を、講師のマドモアゼル美々が何度も強調していた。この人物は、Twitterのフォロワーが5万人を超える、人気の婚活アドバイザーだ。モテないアラサー女性だったが、婚活メソッドを追求し、35歳で医者とのセレブ婚を叶えたという経歴を持つ。瑠璃もマドモアゼル美々のファンで、参加費が5000円の「マドモアゼル婚活塾」に時々顔を出す。

瑠璃は、セオリー通り、淡い色の花柄ワンピースを着た。羽織るための白のカーディガンを、部屋のソファにかけ、メイクにとりかかった。

メイクは、とにかく透明感を意識。濃いアイメイクはNG。ピュアなピンクのチークとリップをつける。

こんなもんだろう。瑠璃は、姿見の前に立って自分の姿を確認し、満足した。軽く巻いたハーフアップの毛先を整えて、右足をクロス。そして決意表明のようにスマホで自分を写す。

これからパーティーに参加!素敵な旦那さんを見つけるぞ

瑠璃はキタムラ アキのように、ブランド名のハッシュタグをつけ、インスタに投稿した。数分後、友人からイイネがつき、瑠璃は安堵した。

もう出かける時間だ。瑠璃は願いをかけるように靴を履き、外に出て、鍵を閉めた。鍵につけた、幸せになると噂の“鳴き龍の鈴”がリンと鳴った。

第6話の瑠璃にオススメのコスメ

リップスティック ピュア/ADDICTION

女性の美肌づくりを応援するWebマガジン|Life & Beauty Report

出会いの場面では欠かせないピュアなピンクリップ。でもアラサー女子はただのピュアなピンクではなく、もう一つ上の仕上がりを目指したいもの。それを叶えてくれるのが、1月6日(金)にアディクションから発売された『リップスティック ピュア』。60’〜70’代を彷彿とさせるフロスト感(グロッシーなツヤではなく、サテンのようなツヤ感)がレトロでおしゃれな口元を演出してくれます。オススメは繊細なピンクパールが輝く017番。見たまま発色で、なめらかな使い心地も魅力のひとつですよ。

★毎週日曜日 20時公開


(文・東 香名子/イラスト・日暮ろこ子/コスメコメント・LBR編集部)

【あわせて読みたい】
[TOKYO R30]第5話 気合い十分!30歳独女の決死の初詣
[TOKYO R30]第4話 今年、結婚した友人は何人?

【エイジングケア情報は姉妹サイトへ】

メイク崩れ防止に◎メイク仕上げに使うおすすめミスト3選
大人の女性らしさを格上げする、ベージュアイシャドウ4選
毛穴・くすみ払拭!30代・40代おすすめフェイスパウダー3選
30代・40代におすすめ「ツヤ肌下地&ハイライト」まとめ
毛穴落ち・化粧崩れに!美容ライターおすすめ「夏の化粧下地」6選
放置で+5歳!?初心者さん必見「キレイにセルフ白髪染め」のコツ

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

Most Popularランキング